関数ポイントついて

概要

ポインタは変数だけではなく、関数にも存在します。
※コンパイル時に関数のエントリポイントが設定されます。
　また関数実行時にエントリポイントに移動します。
状態を持つシステムを組む時には必須になる
テクニックになると思います。
IF文で実装する場合は、行数が凄い事になりますからね。

説明

関数ポインタは、アドレスを格納する変数を宣言する必要があります。
 下記の型で宣言します
 int (*func)(char *,int );
 戻り値：関数ポイントを設定する関数の戻り値の型
 　　　　例では『int』
 変数名：アドレスを格納するのでポインタを宣言
 　　　　例では『*func』
 引数　：必要であれば仮引数を宣言する
 　　　　例『char *,int 』

サンプルソース

sigu@sigu-desktop:~/work$ cat fu_main.c
#include <stdio.h>
#include <string.h>
#include <stdlib.h>
#include <malloc.h>

int sub_f(char *data,int flg); //プロタイプ宣言
int main()
{
    char *ss=NULL;
    int ret=0;
    int (*func)(char *,int ); //関数ポインタを格納する変数を宣言する
    func = &sub_f;            //関数ポインタを格納する

    ss =(char *)malloc(64);
    if(ss==NULL)
    {
        printf("no mem\n");
        return 1;
    }
    else
    {
        memset(ss,0x0,64);
        printf("%s\n",ss);
        memset(ss,0x41,32);  //main関数側で設定した文字列を表示する。Ax32文字
        printf("main:%s\n",ss);
    }

    ret = func(&ss[0],1);    //関数をコールする、
    printf("ret:%d\n",ret);
    free(ss);

    printf("First compiler\n");
    return 0;
}

int sub_f(char *data,int flg)
{
    printf("func:%s\n",data);//関数コール側で貰った文字列を表示する
    printf("flg:%d\n",flg);
    return 0;
}

sigu@sigu-desktop:~/work$ ./a.out #実行する

main:AAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA           #main側で表示される
func:AAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA            #関数側で表示される
flg:1
ret:0
First compiler
sigu@sigu-desktop:~/work$

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